主役のアイランド作業台兼収納をL型キッチンと一緒に製作　5143

壁沿いにある大きなL型キッチンのある空間の真ん中に、この大きな両面収納のアイランド作業台があると、格段に使いやすく、作業性も大幅アップします。あえて低めの高さ80cmで、泡立て器作業などしやすい高さの工夫を。

両面づかいのアイランド作業台。キッチンと反対側の左上には、あえてオープンな棚とし、余白を持たせて。全部隠す収納にするのも人気ですが、オープンな場所も用意しておくと、いつでも見えて便利な場所の出来上がり。最初使い始めた時から、だんだん変わっていくのが家具の使い方です。

深さ30cmの深めの引き出しをそのオープン棚の下に設けて。高さも幅も自由ですから、ここにペットボトルをいれたい、たまにしか使わないホームベーカリーを入れたい、など重いもの、深いものなども指定の位置を作ってあげましょう。

その横は、約80cm巾の引き出しを4段。こちらもY様のお好きな高さ（深さ）に決めて製作いたしました。

ステンレスヘアライン仕上げの天板。ヘアラインは、お掃除すればするほど、ピカピカと輝き、「お掃除した感」が出て、ずっと調理場としてキッチン空間にいる方や、お掃除好きな方には人気だったりします。もちろん、たくさんいろいろな方向からの傷がついていくんですが、それでもパストリーゼなどのアルコール除菌でお掃除すると、ピッカピカに。清潔感って大切です。

かわってキッチン側、L型キッチンからくるっと振り返った場所にある側。手前はゴミ箱置き場として広く空けて。奥にはコンセントを設けています。

一升瓶の入るステンレスのボトルラック引出しを右側に設けました。醤油、オイル、酒などのビン類を引き出せる収納。

炊飯器や電子レンジなどの家電置き場です。こちらも奥の壁にはコンセントを設けています。

壁の端から端までのL型キッチンに、主役のアイランド作業台を追加。隠す収納と、サッと取り出しやすいオープンで乾かしやすいエリアをバランスよく分けたY様のキッチンを製作させて頂きました。この空間で、日々たくさんの美味しいものたちが生まれていることを想像しながらつくる、とても貴重な滞在しながらのキッチン空間づくり、リノベーション工事に関わらせて頂きありがとうございました。