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オーダー家具・オーダーキッチン製作 - 家具工房ツリーベ

家具の取り扱い注意点

本ページは、「家具の取り扱い注意点」について記載しております。
ツリーベにて家具をオーダー・家具製作をご注文して頂く前に必ずお読み下さい。
◆◆◆【汚れ】について【傷】について。オイル塗装とウレタン塗装の比較◆◆◆

日常のお手入れについて
オイル仕上げ・ワックス仕上げ
ウレタン塗装仕上げ

たまに行う少し本格的なお手入れについて
オイル仕上げ・ワックス仕上げ
ウレタン塗装仕上げ

ステンレスについて
バイブレーションサンダー
ヘアライン


■ 木について

木は天然のものです。
それぞれ個性がありますので、写真と同じものはひとつとしてありません。
色の濃い木、例えばウォールナット材などには時には明るい色の木目があるものもあります。
また、小さな節もあるものもあります。
ツリーベではそれも木の個性と思い、使う場所や用途などを考慮したうえでつかいます。
色や木目の違いも、個性としてお使い頂けたらと思います。
また、無垢材は多少の反り、割れ、ねじれ等が生ずる場合がございます。ご了承下さい。


■ ステンレスについて

錆びない鉄ではありません。「錆びにくい」鉄です。
上質なSUS304ステンレス鋼を使用していますが、お取り扱いを誤りますと錆びなどの原因となります。ご注意頂き常に清潔な状態を保って下さい。
下記にご注意ください

●もらい錆び
錆びたハサミや包丁、カミソリの刃、缶詰、汚れたなべ・やかん・フライパン等を置くと、そこから錆びがステンレスに移り錆びることがあります。缶詰は新品でも錆の成分がついていることがあるので、置かないでください。そういったものを置いたり、触れさせたりしないで下さい。

●ステンレス天板やパーツに熱い鍋やフライパン、調理器具を直接置かない
変質・ふくれ(芯材合板との接着剤がはがれることが原因)の恐れがあります。
当工房は、キッチン天板は1.2mm(1.5mmや4mmの分厚いものも使用)のメーカー様よりも厚いものを使用、どんな小さなパーツにも他社様がキッチン天板に使うよりも厚い1.0mmのステンレスを使用しております。(キッチボード等家具天板には1.0mmを使用)
調理器具がとても熱い時は、冷めるまでコンロやIHの上に置いておくか、厚い鍋敷きを敷いてから置くと安全です。
万が一、起こっても、1~2時間すると、冷えて元の形に戻り、使用上問題ない状態となります。

●空気中のちり・ホコリ
長期間使わなかったり、汚れたまま放置すると、空気中に微量に含まれる錆びの成分が付着したままになり、錆びの原因となります。そういった状態になる前に、乾いた布で拭いて清潔に保って下さい。 長期間使わない場合は、きれいな布等でくるみ、ホコリや汚れから守ってください。

●ヘアライン仕上げのキズ


ステンレスは使い始めのうちは傷が特に目立ちます。1年、2年と使い続けるうちに、いろいろな方向から傷がつくので目立ちにくくなる場合が多いです。これを防止する方法はありませんが、気になるかたはバイブレーションサンダー仕上げをお選びください。他社さんのシステムキッチンのステンレス天板などは、純粋なステンレスではなくコーティングがかかっていたりする場合が多くその場合はそのトップコートに傷がついてかえってそこに汚れが入るので不衛生なことがあり当工房では純粋なステンレスを使用しています。お掃除のやりがいがあるのはヘアラインだとバイブレーションサンダーも両方使っている私は思います。磨けば光ります。

●バイブレーションサンダー仕上げの手垢や油汚れ

キズは目立ちにくいですが、手垢などの油汚れが目立つという声があります。「ダスキン」の「ステンレスクリーナー」などの住宅用汚れ落としがききます。楽天やアマゾンでお買い求めいただくか、出入りのお掃除業者であるダスキンさんに小売り頂けるかお問い合わせください。その後の汚れにくさをプラスする効果も あります。定期的にお掃除ください。磨く面積が広範囲だと大変な場合も。お掃除してもしなくてもあまり変わらない?感じがするので、それを良いことと捉えれば「目立ちにくい」となりますし、悪いことと捉えれば「掃除のしがいがない・すっきり磨いた感が無い」となります。


■ 「無垢材」という表記の意味について(無垢材のはぎ合わせについて)

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「一枚板」と明記したもの以外は、他の家具工房・家具メーカーさんと同じく、「はぎ合わせ」をしたものを【無垢材】と表記しています。
触っても、すべすべで非常に気持ち良い触り心地に仕上げた状態で、お届けしています。
他社さん同様、はがれてきたりする心配はございません。
※直射日光や西日、エアコンの風、薪ストーブのある部屋に置いた場合は木に通常以上の負担がかかるため、木が想定以上に動く可能性があり、木が動き出すかもしれません。そうなりますと離れてくる可能性が100%無いとは言い切れませんので、極度の乾燥・日差しにはさらさないよう、十分ご注意ください。


■ 無垢の木の割れ・反り・ねじれ について

無垢の木は動いています。ですので、気候・温度・湿度の変化による、大きな割れ・小さなひびが生じることもございます。その場合も慌てず、しばらく様子を見てみて下さい。温度・湿度など気候が変化すると、元に戻る場合が多いです。一年の内に、開いたり戻ったりを繰り返す事が多いです。

常に木は伸び縮みしています。朝と晩でも伸びたり縮んだりします。その状態が直射日光やエアコンなどで乾燥状態が進みすぎると負荷がかかり、大きな割れとなる場合がありますので、エアコンや冷暖房機器の風の吹き出し口に常に当たる状態はお避け下さい。

無垢の木の家具とお付き合い頂きますと、その伸び縮みのサイクルが一日の朝晩のうちでも発生すること、一年の四季の変化を通じても伸び縮みのサイクルがあることを、割れや反りなど木の動きにより目の当たりにされるかと思います。どうか、天然木の特徴としてご理解いただきたくお願い申し上げます。

わたしたちは全て、専門の材木業者による、人工乾燥をおこない、含水率をコントロールした良質材をつかっております。しかしながら、今日の住宅環境・都市の居住環境は、人間によって乾燥状態とされて、木には厳しい環境が多いです。
エアコンの風、直射日光、西日の当たるお部屋、高層マンション等の乾燥状態、薪ストーブや暖炉の使用による乾燥(薪ストーブのあるおうちは洗濯物がよく乾く。と言われるように、よく乾燥します。特に近年立てられたお家では特に乾燥します) にはデリケートです。そういったことがらは、なるべくお避け頂きますようお願い申し上げます。
もしどうしてもそういった環境で無垢材の家具をお使いになる場合は、オイル仕上げなどのナチュラルな仕上げの場合は、なるべく頻繁にオイルやワックスを塗って頂き、保湿してあげましょう。


お出しするお見積書に「総無垢材」、と表記のある家具以外は、突板材(つきいたざい)と無垢材を併用して家具を製作しています。
(もちろん、ご予算や家具の種類、お使いの環境によっては、総無垢材での製作も可能です)
突板材は0.6~0.7mmに薄くスライスした、ブラックチェリー無垢材やブラックウォールナット無垢材やナラ無垢材やハードメープル無垢材を、合板に貼り付けて使う材料の事です。
日本では約90年前から存在する伝統技術です。専門業者が突板を製作・貼り付けし、高い技術力が必要です。なお、使用する合板等は全てF☆☆☆☆以上の安全なものを使用しています。

突板材を適材適所につかうことで、無垢材によくある「反り」や「ねじれ」「割れ」などを極力なくすことができ、自由な寸法や形状が可能になり、機能性を上げる事が可能です。
天板が木の家具(テーブルや収納などの天板トップ、カウンター等)は必ず無垢材を使用。
※天板がステンレスの家具は、ステンレスは厚めのt=1.0mmとし、ステンレス芯材は菓子やパン作りもできる丈夫なラワンランバー合板ベタ芯となります。

引出し前板(引出しの扉)や、収納の扉、枠、補強、脚等も必ず無垢材を使用。
その他の部分、側板・背板・棚板・底板は、突板材を使用しています。

※すべて受注製作品ですので、お好みによって、無垢材部分を増やした製作例もございます。また、個別にご希望をお伝えくださいますと、その都度、無垢材と突板材の使い分けをして製作することも出来ます。お見積もり時にお問い合わせ下さい。

突板材は、似た木目が繰り返されるのが特徴ですが、揃った木目なので、少々機械的ではありますが、モダンで美しいのが特徴。
突板材に使われる木材は、例えばブラックチェリーなら、ブラックチェリーの中でも最も美しく木目の揃った木が選別され、使われているので、最高級品のブラックチェリーのみ、突板材になることができます。
専門の加工職人により加工され、はがれなど無いようになった材料です。
当工房では、すべての突板材の角や端、など手が触れる所には無垢材を施し、細い部分も触ったり当たったりしても安心してお使いになれるように製作しております。


■ 塗装仕上げ

【オイル仕上げ・ワックス仕上げ】
ウレタン塗装と異なり、家具の表面に、塗装膜をつくっていません。
その為、水や汚れにデリケートな仕上げです。
当工房では、オイル仕上げご希望の方には、ただのオイル塗装のみよりメリットの多い天然素材の塗料「フィーデンワックス(オイルワックス)」を塗装しお届けしております。

【ウレタン塗装仕上げ】
テカテカしない、マットな塗装仕上げです。
家具の表面にウレタン樹脂の塗装膜を形成して、水や汚れからガードしています。
当工房で使用する塗料は、最高級のF☆☆☆☆のランクを取得した塗料をつかいます。
健康面・環境面にも安全・安心な塗料を使い、「つくる人が」丁寧に塗装しています。


◆◆◆【塗装】の違いによる傷や汚れについて

【オイル仕上げ・ワックス仕上げ】
ウレタン塗装と異なり、家具の表面に、塗装膜をつくっていません。
その為、水や汚れにデリケートな仕上げです。

当工房では、オイル仕上げご希望の方には、ただのオイル塗装のみよりメリットの多い天然素材の塗料「フィーデンワックス(オイルワックス)」を塗装しお届けしております。

【オイル仕上げ・ワックス仕上げ】
●表面に塗装の膜がありません。そのため、ウレタン塗装仕上げに比べれば汚れに弱いです。
しかし塗装膜が表面にないので、【※使いこむ程に味が増す】という良い点、【家具用オイルやワックスで自分でメンテナンスし続けることができる】という良い点があります。
※傷や汚れなども「味」と思って頂き、愛着を持って頂くことをおすすめしております。
※テーブルなどの家具で、特に汚れが気になる場合にはテーブルマットやクロス(布など)をお食事の時に使用して頂ければ、と思います。

●お使いはじめのうちの、半年位までは、天然オイル(フィーデンワックスがオススメ)を頻度を多めに塗って下さい。一週間から二週間に一度くらい塗る。を、4回位続けてもらいますと、水や汚れに対する良い耐性が出来ます。自然のツヤが出ます。その後は、同じ頻度でも、半年や一年に一度位でもいいですので、塗って、磨いて下さい。

●傷に関しては、特に深い傷でない限りは紙やすりなどで削り周囲と家具用オイルなどで馴染ませることで目立ちにくい場合が多いです。

●イチゴやケチャップや赤ワインなどの濃い色の天然色素は、白い服が染まるように、染まることがあります。
画材道具としての、クレヨンやクーピーなどの色(特に緑や黒など)も、木の目の間に入り込んで、木が染まったように見えることがあるので、お気をつけください。

●総合的には、お気軽にご家庭でメンテナンスできる。という点が、「傷」「汚れ」両方の点に関して優れている塗装仕上げになりますが、傷や汚れとも共存して自分で手入れしながら「家具を育ててゆく」という感じがお好きな方におすすめしたい塗装です。

●「フィーデンワックス」は、当工房でも販売しておりますが、通販サイトや一部ホームセンターやDIY道具店でも販売があります。

【ウレタン塗装仕上げ】
●傷が付くと、表面のウレタン樹脂の塗装膜に傷が付く事になりますので、かすり傷など目立ちやすくなります。たくさん傷がついた場合は、プロによる再塗装が必要です。

●汚れに関しては、「オイル仕上げやワックス仕上げなどと比べると目立ちにくいなぁ」という印象を持たれる方が多く、一般的には「汚れに強い」と言われます。

●総合的には、無垢のテーブルは初心者なので汚すのが怖いな。という方や、忙しくてメンテナンスなんてできないな。という方にお勧めの仕上げです。当工房のウレタン塗装のマット感には定評がありますので、こちらも自信をもってお勧めしています。


■ 日常のお手入れ

【オイル仕上げ・ワックス仕上げ・フィーデンワックス仕上げ】
乾いた布で拭いて下さい。
水や他の液体にはデリケートです。液体がついた場合には、素早く乾いた布で拭きとって下さい。
※ただし、よくメンテされた状態のオイルワックス仕上げは、水拭き可能です。その方法は数行下からの下記ご確認下さい

●水拭き可能なテーブルにするには!?
最初に頻度多めにメンテ頂き、何度もたくさんフィーデンワックスが塗られた状態にしましょう!
上記の通り、最初に頻度多めにメンテ頂き、何度もたくさん塗られた状態でしたら、
「汚れや水に対する強さ」がUPしていますので、水拭きは、良く絞ったフキンであれば、お客様はみなさん、普通に水拭きして頂いています。
(私も家の家具テーブルは全てフィーデンワックスですが、毎日水拭きしてます)

水拭きするということは、木の表面から水分を奪うという事。奪われにくくするために、頻度多めに最初にメンテするのが大切です。
(付属のフィーデンワックスは、塗れば塗るほど、そういう耐性をつけることができます)
水拭きをたくさんしたら、多めにメンテしてあげる。
メンテが多く、たくさんワックスが染み込んだ状態ならば、木が乾燥しにくくなるので、汚れにくくもなる。のです。

【ウレタン塗装仕上げ】
水拭きができます。よく絞ったふきんで拭いて下さい。

チェリー材オイルワックス(フィーデンワックス)の家具とウレタン塗装の家具

■ 高温多湿・直射日光はお避け下さい

無垢の木は周りの温度・湿度に変化よって、伸縮します。「反り」や「割れ」の原因となりますので、下記にご注意下さい。
また、突板材を使用した家具も、以下の点にはご注意下さい。
→冷暖房器具から出る風が直接当たる場所に設置しないで下さい
→直射日光を避けて設置してください
→湿気が激しい場所、乾燥が著しい場所、に設置しないで下さい
→水で洗わないで下さい
→屋外では使用できません


■ 熱いものを直接置かないで下さい

熱い鍋や調理器具を直接置かないで下さい。
また、熱いお飲み物・お食事が入った食器なども、直接置くことはおすすめできません。
木の表面に白い跡がついてしますので、おやめ下さい。


■ 濡れたものを直接置かないで下さい
【オイル仕上げ・ワックス仕上げ】

表面に水が付いた状態ですと、シミや汚れの原因となります。
水分がついてしまったら、すぐに乾いた布で拭いて下さい。


■ 定期的なお手入れ
【オイル仕上げ・ワックス仕上げ】

1ヶ月~6ヶ月に1度の割合で、オイルやワックスによるメンテナンスが必要です。
「フィーデンワックス」によるお手入れが、手軽にお手入れ出来おすすめです。
フィーデンワックスはツリーベで購入できます(web・工房shop)

●「フィーデンワックス」は、当工房でも販売しておりますが、通販サイトや一部ホームセンターやDIY道具店でも販売があります。


■ 再塗装について
【ウレタン塗装仕上げ】

ウレタン塗装仕上げの家具は、家具の表面に塗装膜を形成しています。
傷や汚れが深くついてしまった場合には、再塗装をおすすめします。
再塗装はツリーベの工房にて行いますので、お気軽にご相談下さい。
ウレタン塗装仕上げの家具は、プロによるメンテナンス(再塗装)が必要ですが、メンテナンスすればオイル仕上げの家具と同じく、長年お使い頂けます。


■ 保証について

万一、製品の製作上の欠陥があった場合には製品引渡し日より、1年間を保証期間とし修理させていただきます。 これ以外の場合には実費にて修理を承ります。
また、無垢材は多少の反り、割れ、ねじれ等が生ずる場合がございます。ご了承下さい。

下記の場合は、保証期間中であっても、無料修理の保証の対象になりません。
■ 納品後の移動や運搬によって生じた故障・破損
■ 製品の本来の目的以外での使用により生じた破損・故障
■ 製品の改造、修理などにより生じた破損・故障
■ 不適切なお取扱、不注意などにより生じた破損や故障
本ページ「家具のお取扱の注意点」に記載された事項が守られなかった場合に生じた破損や故障


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TEL: 0256-64-8722

FAX: 0256-64-8723

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