カウンターまでの長めのバッグガードを立ち上げたボッシュ食洗機のあるオークのキッチン　5101

キッチンが対面式ですと、キッチン自体とその向こうのダイニング側にカウンターか収納、キッチンを振り返って後ろに収納かカウンターなどを設置する空間ができます。加えて冷蔵庫がこの位置に来ることが多いですね。これらすべてを当工房のようなオーダーキッチン・オーダー家具でつくってもいいですし、大工さんがこのようにカウンターや棚を作ることもあります。また、ハウスメーカーさんが壁を作ると決まっているので、それに合わせて後から家具屋さんで食器棚を買ってきて置く方もいます。ご予算やご事情に合わせて、必要なところをオーダー家具屋にご依頼くださいませ。

K様のリビングダイニングキッチンは、天井が2630mmと高めで、明るい窓辺からいい光が差し込むちょうどいい明るさでした。陰影も綺麗に出て、オークの無垢の木を楽しめる空間。白すぎず黒すぎない、木やタイルなどの天然素材をうまく使った空間が、幅広い年代の方が何十年と長く使える無垢の木のキッチンのある部屋になると思います。

明るさ・色の修正一切なしで、この美しさ。日本の住宅の暗がりもうまく生かせる、ナラ（オーク）無垢扉のオーダーキッチン。

コンセントも右の側面のご希望の位置にお付けしました。タテにもヨコにも、個数も、壁につけるように好きな位置にお付けできます。コンセントの色や種類も今は豊富になりましたので、どのように使いたいかご相談下さいませ。
手前の柱は、大工さんによりこの位置に必要ということで欠かせない柱という事でした。この位置に柱がくることがよくあるのですが、柱に合わせてキッチンや収納の形を工夫することもよく行っています。こちらのK様邸では、柱の周りのカウンター板や収納棚は大工さんが作りましたが、当工房が作ることも可能です。

勝手口ののドアのほうから見た様子。全部引き出しの収納なので、収納力たっぷり。真ん中はボッシュ60cm食洗機です。水栓金物は、浄水カードリッジを通った浄水と、水道水を出し分けれる「一体型」タイプ。

ボッシュ60cm食洗機をビルトインしたオーク無垢の扉のキッチン。

シンク手前にはタオル掛けとなるバー。

ガスコンロはノーリツ・ピアット・黒い五徳のタイプ。

お客様が大工さんにご希望されて左官職人さんがタイル貼りした白いタイルと、ステンレスの厚みのある立ち上げが、プロの料理人の調理場と、家庭用のキッチンの中間みたいな感じも演出しています。タイルとステンレスと無垢の木の扉が一緒に見える空間は飽きないし汚れも目立ちにくいし、掃除もできる。長持ちする家づくりの基本だなぁって思います。
K様がお選びになったタイルはつるっとしつつも表面に凹凸がある横長のタイプ。マットなタイルって流行ってますが、長く使うと実はつるっとしたタイルのほうが汚れが落としやすいのでキッチン回りに合ってると思います。
※タイルの壁への施工は当工房では承っておりませんので、ハウスメーカーさん・工務店さんにご依頼くださいませ。当工房のお近くで、うちにキッチンをご依頼頂いた方には、職人さんのご紹介もできます。

バッグガード立ち上げはだいたい5cmで作ることが多いのですが、K様邸では95mmで製作。このカクカク感、いいですね。掃除できる適度なR（アール）もあって。カウンターの出っ張りも計算して、無垢板のカウンターの具合も読んでちょうどぴったり。この辺りの収まりをどうこだわるかで、見た目の美しさも実現できますし、お掃除のしやすさも断然変わってまいります。お客様と大工さん、当工房オーダーキッチン屋の、三者の打ち合わせが肝心です。
シンクポケットは、洗剤やスポンジ置き場。深さも幅も自由なのですが、水栓金物のレバーとぶつからないサイズ感などありますので、細かくご相談承っております。こちらのK様邸では、幅22cmという絶妙なサイズで製作しています。

調味料ラックは、ボトル調味料、細かい調味料入れに。

ボッシュ食洗機は60cmタイプ。開けた時に水蒸気や水滴がたくさん出ますので、両サイドは耐水素材で覆って、一工夫しているのがtreebeのキッチンです。

この分厚いドア。分厚いドアに無垢でつくったパネルをお付けして。