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オーダー家具・オーダーキッチン製作 - 家具工房ツリーベ

差尺とは テーブルとイスの高さについて

テーブルとイスの高さ、どうしよう?

と思われたことはありませんか。

こうしなきゃいけない、という決まりはありません。

ここでは、よくある高さのテーブルとイスの写真をもとに、どんなイメージかを解説していきます。


テーブル高さの測り方

差尺を知るためには、まず、床から天板の上までご計測よろしくお願いいたします。


差尺とは

差尺(さじゃく)と読みます。

[テーブルの天板高さ]-[イス高さ]=差尺 になります。

この寸法がどれくらいかを見ると、ざっくりですが使いやすいサイズかどうかが分かります。

差尺を出すには・・・座高(ざこう)を3で割り、1~2cmを引きます。

座高がわかならい・・・となりますよね・・・

標準的な座高は身長x0.55となります。

160cmの人の場合・・・160×0.55=88cmです。

88÷3=約29.333cmとなりますので、

29cm-1~2cm=28~27cmとなります。

差尺とは

身長160cmの人の場合、差尺が27~28cmになればよいとなりますね。

これに、室内であればスリッパを履くのか履かないのか・・・

床の材質は、ソフトでクッション性のあるものなのかどうか・・・

家族の身長はそれぞれで、150cm以下の人もいれば170cm以上の人もいる。

来客があったら身長は変わるよね。

などを諸々考慮すると、

差尺は27~30cm

がよいとされています。

なので、イスとダイニングテーブルの高さはどれくらい?

お店に行って確かめられない・・・という場合には、差尺を計算してみて下さいね。

 

細かくいうと、イスの座面の素材が硬いのか?柔らかいのか?沈み込むのか?

また、イスの座面が座りやすいように後ろへ向かってカーブしているのかどうか?など、イスそのもののデザインにもよって、差尺だけでわかるかというと難しい面もありますが・・・

かといっても、目安は必要ですから、差尺を確かめてみて下さい。

 

ちなみに、テーブルの高さは

TH(テーブルハイの略)

と表記してあったりします。

イスの高さは

SH(シートハイの略)

と表記されているでしょう。

ちなみに、AH・・・(アームハイ)は、床からアームまでの高さとなります。

足を組むには

差尺 足を組めるテーブル高さ

座ったら足を組むクセがある人も多いと思います。

それにはどれくらいの距離があると良いか?

ショールーム展示品のアイアン脚テーブルで試してみたのが上写真です。

テーブル補強下からの距離がこの場合230mm(23cm)あり、余裕をもって足を組むことが出来ます。

使用している感じから、体型にもよりますが、21cm~25cmくらいあると、足を組めるのではないかと思われます。

 

ちなみに、

上記説明で使用しているアイアン脚ダイニングテーブルについてはこちらのページでご紹介しています。

★★★無垢材天板とアイアンのダイニング/ミーティングテーブル★★★

 

チェアについてはこちら

★★★足のせ台の高さ調節付きワークチェア★★★

まとめ テーブルとイスの高さはどのくらいがいい?

以上から、テーブルとイスの高さは、ざっくりとですが、

差尺が27~30cmくらい

になればよいと考えればよいかと思います。

イスの座面の素材や、座る人の体型にも左右されるところですので一概ではありません。

「足が組めるかどうか」

も検討の材料にされてもよいかと思います。

けれども一般的にイスやテーブルの購入を検討される時にも、基準があると嬉しいです。

もしよろしければ、参考になさってみて下さい。

 

 

 2017.6.13    Blog, オーダー家具