コンパクトなU型(コの字)キッチンに引出したっぷり収納　5118

1790 x 2145 x 1740mmという全ての箇所の寸法を細かく計算してご希望頂いたサイズのオーダーキッチンになりました。炊飯器、電子レンジ、トースターをどこに置くのか、どんな頻度で使うのか、はキッチンの収納全体を考えるうえで大切なポイント。縦空間も使い、コンパクトな中に全て収まるようにご希望頂きまして製作しました。

シンクの左右に２か所ある、死角となるコーナー部分の様子。角部はトビラをつけたり、回転して出てくる収納をつけたり、いろいろ可能ですが、コンパクトなキッチンこそ、扉をつけずにオープン棚にしておくと、使いやすいです。お米の大袋のストック、玉ねぎなど根菜の箱、大きな鍋など、使用頻度の少ないものをしまう、重いもの、大きいものを入れる、などがコーナー部分のかしこい使い方。

隣がテラスで、テラスと一緒に見晴らしのよい、明るい方向を向いてキッチンに立てる配置にあるコの字キッチン。昼間なら照明無でいつの季節も過ごせそうですね。

シンクに立って、朝は窓を開けるのもよいですね。右上のオープンなボックスは、電子レンジとトースターを置く吊戸棚です。

こちらのU型のオーダーキッチンは、ステンレス天板が3辺に回っているキッチン。L型キッチン＋I型キッチンでコの字型を作る事となりました。L型のコーナー部は、斜めにヘアライン同士を突き合わせる「トメ」での製作（ヘアラインなので）シンクが大き目でしたので、ちょうどそのトメの部分にシンクが掛かりました。地味にステンレス天板の製作上は「難所」となる場合もあるのですが、職人さんと相談しながら、綺麗にまとめることができました。

クリンスイ浄水器兼、水道水の出る水栓の右横には、洗剤やスポンジの定位置となるポケットを配置。

このシンク、985x470mmというサイズなのですが、S様のご希望で985mmの長手方向にのみ20mmの段差をお付けしました。「ひっかけるタイプ」の水切りカゴが設置しやすくなりますね。

シンク手前には長さ約50cmのタオル掛けを。真鍮の丸形状にて設置。最初はピカピカですが、触ったり、空気に触れたりすると黒ずんでゆく真鍮です。ピカピカにしたい場合は、ピカールで磨きましょう。他にも重曹と水、などで磨くなどいろいろあります。

ガスコンロは、魚焼きグリルの無いタイプの４口ガスコンロ。リンナイ　ドロップインコンロ。

魚焼き部分も引出し収納になり、３段の引出し。一番下は32cmのものも入る深めの収納になります。

その右は、炊飯器をしまっておく定位置となる深めの引出し。炊飯器は使う時だけここから出して、ステンレス天板の上で使います。週に1～2回だけご飯を炊く、少人数のご家庭の場合などにはおススメの炊飯器の使い方。その下にも深めの引出しを設置。

反対側には、幅96cmのワイドな引出しを設置。「高さ22cmを2段。その上は2分割で浅めの引出し」というご希望を頂きまして、4ハイのお好きな深さの引き出しを設置しました。

右側の引出し下は、高さ19cm・奥行25cmくらいの範囲でポコっと空いています。これは、ロボット掃除機の充電、待機のドック。

L型天板とI型天板を突き合わせた箇所のコーキング部分の様子。ステンレス天板どうしをつなぎ合わせる時は、新築時でもどうしても家自体の「まっすぐさ」には限界がありますので、正確にオーダーキッチンを作っても、どうしても調整カ所は生じます。そこでこのコーキングですが、ステンレスと合う雰囲気の物で施工しますと、あまり目立ちません。

電子レンジとトースター置き場のオープンなボックスな吊戸棚奥にはコンセントを設置。

ブラックチェリーの吊戸棚のキャビネットです。全ての箇所が水拭きできるマットウレタン塗装ですが、とてもマットな見た目。

クックフードルの白いマントル型レンジフードは建築様側施工。このメーカーでなくても他にこれとよく似たものがありますので、こちらのクックフードルは在庫無くなり次第終了ですがお好みの場合はこのタイプもお付けできます。