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オーダー家具・オーダーキッチン製作 - 家具工房ツリーベ

引き出しの食器の収納方法 -仕切板で仕切る-

収納したいもののサイズや量に合わせてその場所をつくるのが、オーダーメイド家具。食器の収納方法ひとつとっても、実にいろいろなスタイルがあると日々思います。食器棚の上の棚板に重ねておく方法が昔は標準だったのだと思いますが、今現在は、引出しに食器をしまうというお客さんも多くいらっしゃいます。

引出しスタイルの食器収納について実際の例をあげてみたいと思います。

引出しに食器を収納する方法

東京都N様へ今回製作した家具はレンジ台で、下段は食器収納の引出しになっているものでした。

そこへ食器を収納する方法として、ツリーベでもよく製作する「仕切板」をおつけしました。この家具の引出しの有効寸法は49cmでしたので、仕切り板で4分割すると、1つの場所の幅が12cmくらいになりました。上の写真です。

左から、直径16cmのお皿2枚、左から2番目は直径18.5cm・高さ7cmのお皿を重ねて2枚、右から2番目は直径17.5cmのガラスのお皿5枚です。

左のうす茶色のお皿やガラスの平皿は薄めのお皿ですので、5枚や6枚重ねたものも入れる事ができます。こういった薄いお皿などは有効巾が12cmのところに入れるとやや場所が余るような感じがしますよね。その場合は、有効巾を6cmや7cmなどに設定して仕切り板で仕切れるようにした方がよいかもしれません。

左から2番目のような深いスープ皿などは、有効巾12cmでちょうどの印象を受けます。お皿自体が7cmの高さがありますのでそれを2つ重ねると、けっこうな厚みになるからですね。

お皿は増えたり減ったりしますから、最初からきちんとお手持ちのお皿の枚数や高さ、重ねた時の高さを計って頂くのもオススメなのですが、引出しを引き出した時に美しく見えるように等間隔に区切っておくのも良いと思います。

引出しの仕切り板の中の食器

引出しは全て全開するレールを使用。全部見えるから取り出しやすい。

仕切り板は取り外し可能

仕切り板は取り外し可能です。

レンジ台 ウォールナット 東京都N様

東京都N様のレンジ台はブラックウォールナットで製作しました。

ステンレスSUS304ヘアライン仕上げの天板。

コンセントもおつけしています。

レンジ台部分の上にも浅めの引出し、ここにはオーブンレンジで使う角皿がぴったり収めたいということで、仕切り板を1つだけおつけしています。

 2017.7.21    Blog, オーダー家具