レンジ台に米びつと一升瓶置き場をオーダー　ガラス戸棚と一緒に 744

左端は2段のスライドして出てくる棚を。上段は炊飯器、下段は米びつ用です。お米も10kgあるとなかなか重いですので、手を掛けて引っ張ってこれれば腰も辛くなりにくいですね。なおかつ、米びつの上に炊飯器置き場があるので、動線もバッチリです。

コンセントは2口で、合計1500ワットまで使用可能。使いすぎると右のピンが飛びてて、ここで通電をストップするミニブレーカーの機能がついているタイプ。大元のブレーカーが落ちないための工夫を行っています。

ステンレス天板の上面の奥には、コンセントのコードをスッキリ見せるための工夫を行いました。

天板の穴と、フタは、コンセントのコードを通しつつ、かつ、すっきりと壁にぴったりと家具をくっつけるためのK様から頂きましたオーダーです。

フタを外すと、穴があります。

フタももちろん、すべてステンレスです。ステンレス板を、お好みの形に加工し、ステンレス棒のピンを適切な位置に溶接して手作りでつくりました。

真上からコンセントからのコードを見た様子です。

コンセントから延びるコードは天板を加工し通して、住宅の壁についた元となるコンセントに差し込みましょう。

普段はこんな風にキッチン収納の裏面からコンセントのコードを出してきます。コードの厚みぶん、3～5ｍｍくらいでしょうか。壁とのスキマがあく計算になるのですが、多くの住宅で壁の下のほうに「巾木」がありますから、その巾木があると壁にぴったりと家具はくっつきません。もちろん、壁にぴったりと家具をくっつける工夫は、お住まいの壁に巾木があっても行うこともできます。なので、上記のような、ステンレス天板に穴を加工し、カバーを加工する方法も可能ですが、そのまま、というのも、どちらでもご予算や見せ方に応じて、ご対応し、製作してまいります。このように、どこまでもこだわることができるのが、当工房のオーダー家具なのです。

オーダーのレンジ台を、栃木県K様に製作させていただいたときの図面です。左上が炊飯器ようのｽﾗｲﾄﾞ棚、左下は米びつようのｽﾗｲﾄﾞ棚。中央上は野菜置き場、中央下は一升瓶の入る棚。右は、ゴミ箱置き場で、シンプルヒューマンのバタフライカン 30Lをいれて、開閉できるようなゴミ箱専用のスペースを設けました。