長い6ｍの造作キッチンカウンター収納　5132

製作例5132の正面図です。初回見積り・作図時は6mで書いていき、製作しながら、5913mmと細かく寸法を決めてゆきます。このくらいのボリュームですと、2回に分けての製作になりますので、最初にどこをつくって、2回目に作るときは残りを測定してから作る、というようにしてゆきます。中央部の細かな設計もこの家具の見どころです。入れたいもの、使い方はどのようにするのか、全て細かく決めて頂けます。打ち合わせはそれなりにご確認頂く事項が多くなりますが、出来上がったときにはみなさま、「本当に私の指示した図面の通りになってる！」と喜んで頂けます。できないこと、オススメじゃないことなどデメリット事項は最初にお伝えします。お互いに理解を深めながら、じっくり何度も打ち合わせを行います。

こちらはこの製作例の断面図。外寸と内寸（有効寸法）と入れたいもの、入るもの。細かく決めてまいります。

こちらが造作キッチンカウンター背面収納の全景です。白いキッチンはアイランド型で、左横にダイニングテーブルをつなげて置くそうです。それよりも長い6メートルのナラ無垢材の扉と天板のカウンター。すっきりとローカウンター収納で、無駄のない収納です。

左、中央、右、の3か所に分かれている造作キッチンカウンター収納。

こちらは左部分。上に丈夫なキッチン仕様と下は観音開き扉に内部は可動棚の、同じサイズの組み合わせの収納3か所設けました。

「扉が開いたら、そりゃあ、わたし、見に行くわよ。」と言わんばかりに、家具の中身チェック。触ってほしくないものなど、このように隠す収納にしておけば、自分では開けられない丈夫なナラ無垢の扉なので、猫サンには開けられませんので、しまっておけます。

中央部分の下は底板なしで、扉を開けると左には生ごみ処理機置き場、右はゴミ箱2つ。生ごみ処理機を載せるためのキャスター車輪付き台車もご用意しましたので、重くなっても引き出せます。

右サイドから見た様子。引出し4段が2列、引出し5段が1列。

引出しと観音開き扉のキッチンカウンター収納。一部はルーバー扉で通気性よくつくっています。その中には炊飯器が入っています。外から見ると炊飯器がほとんど見えなくて隠す収納。

ルーバー扉はフラップアップ収納扉なので、開けて、天板下にしまえる扉。

スライド引き出し棚がさらに出てきて、隠せる炊飯器置き場になっています。水蒸気が出るので、ご飯を炊く時は引出してきて、炊きます。

炊飯器収納の下には、ホームベーカリーなどしまえる、高さ37cmのものが入る引出しがあるから便利。あまり使わない家電などいくつか収納しても、ラクラク引き出せる耐荷重のある引出しなので、家電収納にもぴったりです。

ナラ無垢材の扉が6mも続きます。無垢材をたっぷりつかって贅沢に。

6mの造作キッチンカウンター収納。6メートルの無垢材カウンター天板をひと繋ぎでも、一枚の板からもでも、出来るといえば出来ます。ですが、「費用」と「家に入れられるかどうか」「お客様宅までの輸送コスト」がとてもすごいかかります。それをかけるかどうか・・・考えると3分割でも十分、ナラ無垢材を堪能できると思います。

引出しにはカトラリーや細々したもの収納に、お客様が書かれたイラストをもとにして、細かな仕切り板をおつけしました。取り外し可能、移動可能です。入れたいものの長さ、高さなど、様々な目的・用途に合わせてご相談下さい。このように図面やイラストを描きながら、お客様とお打ち合わせしてまいります。

こちらが、図面をもとにして作った上の引出し内の仕切り板です。動かせばいろいろな長さに対応。

外して仕切り板無しにすることもできます。お好きな位置に、お好きな枚数、仕切り板をおつけください。ご希望をイラストにして頂けますと、より早くお伝え頂けますが、イラスト描けない！という場合でも、文章でご希望をすり合わせてまいります。打ち合わせを密に行いましょう。

仕切り板がついた引出し2段の下は、丈夫な3段の引出し。

お茶や食品、ラップも入る奥行きの引出し。

大皿も何十枚入れてもびくともしない丈夫な引き出しなので、引き出しを細かくご希望頂いても、コストを考え深めにしても、どちらでも選べる当工房の引出し収納です。

コップやグラス類、ピッチャーなどもたくさんはいります。背が高いワイングラスをどこにしまうかも設定してもいいですね。お好きな高さ、巾で引出し1段1段を製作しています。

約6000mmの巾ですが正確には、5913mmの長さの造作キッチンカウンター収納。新築でも完璧にまっすぐではないのが、住宅。建築現場でつくるものはどうしても、その場所に合わせて作るので、垂直・水平が完璧に出るとは限りません。そこに、工房でまっすぐつくってきた家具を、天板を合わせて置くので、どうしても位置合わせといいますか調整は必要。コーキングもこのように綺麗に行います。白以外もいろいろな色のコーキングもございます。

I様邸の青い目の猫さん。ふわふわゴージャスボディにピンクの鼻がたまりません。

キャットタワーの上から作業中見ていてくれた、小さなお耳の可愛い猫さん。おてて、この角度からたまらんです。あごの下の白い部分もツボです。あぁ可愛い。