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オーダー家具・オーダーキッチン製作 - 家具工房ツリーベ

フィーデンワックスの使い方

フィーデンワックスの使い方

 

【このページで紹介しているフィーデンワックスをこちらで販売しています no.1001】

 

無垢のダイニングテーブルを新しく欲しい、けれども、お手入れが大変そう・・・・・?自分にできるだろうか?

もう何年も使っている無垢の椅子やデスクがオイル仕上げのようだ。シミや傷のようなものが目立ってきたけれども、何かした方がいいのか?

無垢の木の家具は、オイル仕上げの事が多いかと思います。

特にダイニングテーブルは、キャビネットや収納などに比べ、ご自分でのメンテナンスがしやすいことから、オイル仕上げやオイルワックス仕上げ、ツリーベでは「フイーデンワックス仕上げ」で製作することが多くなっています。

フィーデンワックスとは?特徴は?

Feed-en-waxとかいてフィーデンワックスと読みます。アメリカのHoward(ハワード)社の製品で、そのまま置いておいても可愛らしい見た目のボトルが特徴です。ツリーベでは10年近く扱っている使いやすいオイルワックス。

天然成分で安心。安全。

汚れ落とし成分のオレンジオイル配合で木の表面をきれいに。また、蜜蝋ワックスとカルバナワックスで潤いとツヤを木に与えることができます。

なんといっても、その扱いやすさが便利なところ。オイルだけだとこぼれやすかったり、サラサラとしすぎているから、どのくらいの量を出すべきか分かりにくい・・。

けれどもオイルとワックス混合だから、ジェル状というか、半固体なので、少しづつ出すことができて便利です。

気合を入れなくても、化粧品を扱うように、台所用洗剤を出すように、気軽にボトルを押すと出てきます。

 

 

ワックスが入っているからピカピカしないの?

車に塗るワックスや、整髪料としてのワックスとは同じではないですので、ああいうピカピカはしません。

オイル仕上げと同じようにナチュラルな触り心地、見た目です。マットです。

フィーデンワックスは、塗れば塗るほど、木の持つ本来の「自然のツヤ」を引き出します。たくさんかわいがって塗ってあげると、使い込まれた家具のほんのりとしたツヤが出てきて自然の姿だと思います。

たまに、オイル仕上げの家具で、何年も放っておかれて、ガサガサに白っぽくなっているものを見かけますが、乾燥しすぎて、ワレやソリの原因になりますから、家具によくありません。

人間の肌のようにカサカサはちょっとかわいそう。

保湿をしてあげたほうが、家具が長持ちするでしょう。

一番のポイントは、「天然成分なのに、塗るときに使った布を水に浸さなくても捨てることができる」こと。

天然系のメンテナンスオイルは、そのオイルが付着した布をそのままにしておくと、条件が重なると、まれに自然発火することがあります。なので、オイル缶の取り扱いの場所に「水に浸してから捨ててください」と書いてあります。

もしそれをしないと、天然系のオイルがついた布に直射日光があたると、黒く焦げたように少しなっている現象をみたことがあります。

オイルがついた布を水に浸してから捨てる・・・面倒ですよね。

フィーデンワックスは、それが必要ないオイルワックスなのです。

住宅の床の無垢のフローリングに塗るときなどは、大変広い面積ですし、家具や家電を退かして塗るので、それこそ気合を入れてやることと思います。

けれど、椅子ひとつ、ちゃぶ台ひとつに塗るときは、もっと気軽に塗りたいものです。

なので「気軽に」を最も大切なこととして、このオイルワックスをオススメしています。

メンテナンスの頻度は?

決まりはありません。

ですが、「家具が届いてから最初ほど、頻度多めに」がポイントです。

新しいから放っておくより、最初の1か月、半年、1年のうちに頻度多めにメンテナンスしてあげる=塗りこんであげる、とその後の2年3年、5年、10年が楽になります。

ぬれば塗るほど、汚れや水に強くなります。

毎日塗ってもよいですし、1週間に一度塗ってもよいです。

例えば1週間に一度を5回、6回繰り返したくらいから、コップの輪染みがつきにくくなり始めるのを感じられるかと思います。

その後は、白っぽくなってきちゃったな、と感じたら、塗ればよいでしょう。

フィーデンワックスの使い方とは

フィーデンワックスを耐水紙やすりで塗り込む

  1. テーブルの上のホコリをはらいます
  2. ボトルと布(または、耐水ペーパー=耐水紙やすり)を用意します
  3. 布などにボトルからオイルワックスを少し出します
  4. 端に少し広げ塗ってみます
  5. どのくらいの量がどんな風に広がるか感覚をつかんだら、今度は広い面積に塗ってみます
  6. 全体に塗りあげたら、余分なオイル分を、オイルがついていない布の部分でふき取ります
  7. 30分くらい放置します
  8. 乾いた布の部分で、さらに余分なオイル分をふき取ります
  9. またしばらく放置して、戻り油が出てきたら、乾いた布でふき取ります

布は、シーツやTシャツ、ハンカチなどの古布がよいでしょう。ティッシュよりは布がよいです。綿にこだわらなくても大丈夫ですが、ほつれた糸くずがあまり出てこない切れ端の布がよいと思います。

耐水紙やすりは、#1000(せんばん)がよいでしょう。

紙やすりは、番号が大きくなればなるほど、目が細かくなります。紙やすりの目があらいと、大きく無垢の表面を削るので、大きな傷を取りたいとき以外は向いていません。(傷を消そうと粗い目の紙やすりでこするとそこだけ斜めにへこみますので、荒い目の紙やすりは扱いは難しいです)

オレンジオイルはオレンジの香り。良い香りですので、みなさんで楽しみながらメンテナンスできると思います。

 

 2017.5.3    オーダーキッチン, オーダー家具